- 「最近PFASのニュースをよく見るけど、子供に水道水を飲ませても大丈夫なのかな…」
- 「水道水を安心して飲めるようにするにはどうすれば良いの?」
- 「ウォーターサーバーの浄水性能って本当に大丈夫なの?どれも同じでしょ?」
こんな声を時々見かけます。
実際、日本の水道水の安全性は徐々に失われつつあり、PFASをはじめとした有害物質の健康リスクが現実味を帯びてきています。
👉【関連記事】日本の水道水って安全なの?現状と今後の考察
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それに対して家庭ではどんな対策ができるのでしょうか。
その答えの一つが、新しくなったエブリィフレシャスの浄水カートリッジ。
2025年のリニューアルによって、エブリィフレシャスのカートリッジは素晴らしい進化を遂げました。
業界No.1の浄水性能に進化し、PFASなどの除去率もさらにアップしました。
この記事では、
- 新カートリッジの特徴や変更点
- 新カートリッジになったことでのメリットやデメリット
- 他社との浄水性能の比較
これらを徹底解説していきます。
家族の健康を守る水選びに、ぜひお役立てください。
新カートリッジの概要
まずは新カートリッジの対応機種。
新カートリッジはlite以外の
- tall
- tall+cafe
- mini
の3機種に搭載されています。liteには新カートリッジは対応していません。
【関連記事】エブリィフレシャス(mini、lite、tall、tall+cafe)の違いについて解説!
※カートリッジの仕様が異なるため、現行のサーバーには取り付けできません。
したがって現在エブリィフレシャスをご利用中の方は、サーバー交換が必要になります。
リニューアルの内容としては、
- 除去可能物質の倍増
- 総濾過量のアップ
- 使用期間「7.5ヶ月→12ヶ月」に延びた
上記の3点です。
それにより浄水性能とコスパが大幅に上昇し、エブリィフレシャスの浄水カートリッジは浄水型ウォーターサーバー業界No.1になったのではないかと思っています。
浄水性能はPFASにも有効で、今までの「除去率80%以上」から大幅アップデートされ除去率はなんと驚異の99.9%以上!(公式)
PFASは「永遠の化学物質」なんて言われて最近よくニュースでも取り上げられ、発がん性や生殖機能など、人体にも様々な影響を与えると見られています。
【関連記事】PFASとは?水道水への影響は?
この記事でお伝えしたいのはこんなこと。
- エブリィフレシャスの浄水カートリッジはどう変わったのか
- ユーザーにどんなメリット・デメリットがあるのか
- 他社のサーバーの浄水カートリッジと比べてどうか
ではここから詳しく説明をしていきます。
エブリィフレシャスの新浄水カートリッジは性能大幅アップ!
今回のリニューアルで浄水カートリッジを大幅に改良したエブリィフレシャス。
具体的な改善点としては
- カートリッジの構造
- フィルター
これらをアップデート。
その結果、今まで浄水カートリッジの除去可能物質数No.1だった「Locca Litta」の29種類を上回る46種類の物質除去が可能となりました。
つまり「今までよりもっと安全性の高い水を提供出来るようになった」という事。
私の個人的な意見を言わせていただくと、

『このリニューアルで、浄水型ウォーターサーバーの業界全体がさらに進化するかもしれない』
と感じました。
なぜなら、
- 他社もライバルの勝ちを黙って見過ごすはずがない。
- エブリィフレシャスに負けじともっと高性能のサーバーやカートリッジを作るはず。
- そうなればユーザーにとっても安全性が高く信頼出来る商品が増える。
というのが理由です。
- PFASに関する食品安全委員会の問題
- 水道事業に外資が参入している問題
- PFASによる水道水の安全性の問題
など注目も集まってきている昨今、より安全性の高いサーバーが世の中にも求められていると思います。
そんななかで今回のリニューアル。
インパクトは大きいだろうと感じました。
【関連記事】【レビュー】エブリィフレシャス tall(トール) 実際使ってみての感想
カートリッジの構造が大幅アップデート
新たなカートリッジは、
- 不織布
- 活性炭(PFAS除去プラス)
- アンチウイルスフィルター
- 活性炭
- アンチスケールフィルター
という5層のフィルターで構造になりました。
それにより今まで23種類だった除去可能物質数が46種類に倍増!
鉄や亜鉛といった重金属なども除去可能になり、今までよりもっと安全性が高くなりました。
総濾過量も手軽さもアップ!
リニューアルにより総濾過量が750ℓから1,200ℓに1.6倍増加!
そしてカートリッジの交換目安の期間が7ヶ月半から12ヶ月に延びたことで交換の頻度と手間が減り、手軽さがアップすることが予想されます。
新浄水カートリッジの変更点
では浄水カートリッジがリニューアルされて、どこがどう変わったのでしょうか。
具体的には、
- フィルター構造
- 除去可能な物質数
- PFASの除去率
- 総濾過量
の4つ
では1つずつ確認していきましょう。
フィルターの構造:新フィルター追加


この画像を見る限り、
旧カートリッジにあった
- ATS(鉛除去材)
- 中空糸膜
といった素材が使用されていました。
それがリニューアル後↓
新カートリッジでは
- アンチウイルスフィルター
- 2層目の活性炭フィルター
- アンチスケールフィルター
に変更されたようです。
この変更で性能が上がったのだと思います。
除去可能な物質数:23種類→46種類に倍増!
新カートリッジになって除去できるようになった物質は主に以下の通りです。
- 1,2-ジブロモク-3-クロロプロパン:殺虫剤などに用いられる物質
- ダイアノジン:殺虫剤などに用いられる物質
- エチルベンゼン:接着剤や塗料などに用いられる物質
- キシレン:油性ペンなどの溶剤として用いられる
- トルエン:塗料や接着剤などの溶剤として用いられる
- ジクロロアセトニトリル:水道水を塩素処理する際に発生する毒性の高い物質
- アンモニウム:アンモニア水の原料
- 銅
- カドミウム:電池やメッキ材に用いられる重金属。毒素が強く、イタイイタイ病の原因として有名
- パラチオン:殺虫剤に用いられる
- フェニトロチオン:殺虫剤に用いられる
- カルバリル:農薬などに用いられる
- 抱水クロラール:鎮静剤や睡眠剤として用いられる
- ジブロモアセトニトリル:水道水を塩素処理する際に発生する毒性の高い物質
- トリクロロアセトニトリル:殺菌、消毒、農薬などにも用いられている
- ハロ酢酸:除草剤や腐食剤として用いられる
など。
色々な物質が除去できるようになった事も驚きですが、これだけの多数の物質が水道水に含まれてるっていう事が非常に衝撃的でした…。
【関連記事】【実際レビュー】エブリィフレシャスの水は美味しい!「まずい」の口コミも検証
PFAS除去率:80%→99.9%に向上
先ほども書きましたが、新カートリッジにおけるPFASの除去率は99.9%!
公式サイトから引用させていただくと、
近年、日本全国の水道水や一部河川で検出され、懸念が高まっているPFAS。日本の環境省では、50ng/L未満が目標値と定められていますが、欧州では4.4ng/Lに規制されているところも。新しくなった特許出願中のカートリッジは、活性炭により、濃度が50ng/Lの水はもちろん、その10倍の濃度にあたる500ng/LのPFASも99.9%以上*取り除きます。 検査可能な最小数値である0.1ng未満まで除去が可能です。
https://every.frecious.jp/cartridge/
とあります。
現行のカートリッジの80%以上と比べたらかなり改善されているので良い傾向だとは思います。
ただ、それで安心は出来ないとも思っています。
なぜならここのところニュースで見かけるPFASの検出量がハンパじゃないから。
ニュースで見た大阪府摂津市で観測された21,000ng/L(国基準の420倍!)なんていう異次元の値だと、99.9%除去したとしてもそれなりの量(21ng/L)を摂取してしまうことになります。
そもそも日本の基準が甘すぎるので、どうか国や府には迅速に対応してもらいたいものです。
総濾過量750ℓ→1,200ℓに増加
新カートリッジになって総濾過量もパワーアップしました。
750ℓ→1,200ℓにということで1.6倍増えました!
これは本当にすごい!
- 不要物質の除去数
- 総濾過量
そしてカートリッジ交換の目安が7.5か月から12か月になりました。これによりカートリッジ交換の頻度や手間が減ることが予想されます。
【関連記事】【使い勝手に直結!】エブリィフレシャスのタンク容量と給水方式&他社サーバーとも徹底比較
新カートリッジのメリット
ここまでの変更点を踏まえて、使うにあたってのメリットにはどんなものがあるでしょうか?
以下の3点が大きなメリットだと思います。
①小さなお子様や赤ちゃんにも安心して飲ませられる!
リニューアルによって除去可能物質数が大幅に増加しました。
それまでの23種類から46種類へと倍増したことで、業界NO.1の除去数(=安全性)となりました。
そもそも天然水より厳しい安全基準を持つ水道水をさらに浄水したエブリィフレシャスの浄水は、安心感・安全性ともに最強といって差し支えないと思います。
さらにPFASの除去率も80%以上→99.9%以上と大幅に向上しました。
朝日新聞によると、2023年に全国で行われた公共用水域と地下水の調査で2078地点のうち242地点で国暫定指針値である50ナノグラムを超過したというニュースも出ていて、全国規模でのPFAS問題は深刻だと言えます。
ソースはこちら。
PFAS除去率99.9%以上になった新しいエブリィフレシャスのカートリッジで浄水を行えば、仮に基準値の2倍にあたる100ナノグラムであっても1ナノグラム以下に除去することが可能です。
発がん性や生殖機能に異常を起こす可能性があるPFAS問題は、小さなお子様や赤ちゃんがいるご家庭では現在だけでなく将来にとっても重要な問題だと思います。
浄水カートリッジの安全性が上がったことは非常に大きいと思います。
②お値段据え置きで財布に優しい
大幅に性能をアップグレードしたエブリィフレシャスの浄水カートリッジ。
除去物質数が2倍になったので値段も2倍になったのかと思いきや、なんとお値段は3,300円の据え置き!!!
気軽にオプションで購入が出来ます。
もちろん私も即買いました✨
③交換の手間と頻度が減って楽チン
リニューアルによってカートリッジの総濾過量が1,200ℓと1.6倍に増えました!
これを聞いた時、私は
「まさに痒い所に手が届くリニューアルだ!」と喜びました。



「これで1日あたりの濾過量が今までの1.6倍(1日あたり5.28ℓ)になったらまさに最強の浄水型サーバーじゃない!?」
と思ったのですが、実際そうはなりませんでした笑
総濾過量というのは交換までの期間で割ることで1日あたりの濾過量が決まるものです。
つまり「総濾過量÷利用期間(何ヶ月)=1日あたりの濾過量」となるわけです。
したがって、
- 総濾過量アップ+期間短縮→1日あたりの濾過量めちゃ増えてサイコー!🫶
- 総濾過量アップ+期間そのまま→1日あたりの濾過量増えてそこそこGOOD👍
- 総濾過量そのまま+期間短縮→1日あたりの濾過量増えてそこそこGOOD👍
- 濾過量そのまま+期間延長→1日あたりの濾過量が減ってBAD👎
- 濾過量ダウン+期間そのまま→1日あたりの濾過量減ってBAD👎
簡単にいうとこんな感じ。
だから総濾過量がアップされても期間が同じ割合で長くなってしまっては1日あたりの濾過量は変わらず、あまり意味がない。
今回のエブリィフレシャスの浄水カートリッジのリニューアルに話を戻すと、
- リニューアル前750ℓ+7.5ヶ月→1日あたり3.3ℓ
- リニューアル後1,200ℓ+12ヶ月→1日あたり3.3ℓ
ということで改悪はされていませんが、現状維持です笑
上記は個人的なユーザーの身勝手な立場から言っていますが、一方で企業側の立場を考えたら現状維持でもかなりの企業努力だと思います。
なぜなら新しいカートリッジを作るにあたり、
- 企画
- 開発
- 作成
- テスト
これらを何度も繰り返した結果出来たものであり、これにかなりのコストがかかっているはず。
本来ならカートリッジの単価を上げるはずなのに、それをせずに頑張っているという点は素晴らしいと思います。
新カートリッジのデメリットは「現行のサーバーに対応していないこと」
唯一にして最大のデメリットは現行のサーバーに対応していないことです。
なぜこれが分かったのかというと、私自身の体験からです。
エブリィフレシャス水漏れについて問い合わせをしました。
その際に追加でカートリッジを注文して、ワクワクしながら到着を待っていました。
数日後にカートリッジが届いたのでウキウキで開封したら、カートリッジ利用期間目安7.5ヶ月と書いてありました。



「あれ?これって前と同じカートリッジじゃない?」



「きっとオペレーターの人が間違えたんだろう」
そう思って電話で問い合わせてみました。
すると電話に出たオペレーターの方から信じられない言葉を聞きました。
「お客様のお使いになっているサーバーには、新しい浄水カートリッジは非対応です」
そして
「サーバーの交換には別途費用が必要です」
ということも聞きました。
新規にサーバーを契約する方には関係ありませんが、現行サーバーで新カートリッジを使ってみたいという方はこれを知らずにカートリッジを頼むと旧カートリッジが届きます。
ご注意ください💦
サーバー交換にかかる費用については以下の通りです。
- 契約から1年未満の場合:14,300円
- 契約から1年以上2年未満の場合:8,800円
- 契約から2年以上の場合:5,500円
それ以外のデメリットは今のところなさそうではあります。
申し込みの際にはキャンペーンの利用がおすすめとのことでした。
【関連記事】【導入前にチェック!】2025年7月 最新エブリィフレシャス キャンペーン情報!
他社の浄水カートリッジと比べてみて
エブリィフレシャスの新カートリッジ性能は他社と比較してどうなのでしょうか。
- 総濾過量
- 物質数
- 交換までの期間
この3項目を、他社の人気サーバーと比較してみましょう。
総濾過量:まだ改良の余地あり
- 🥇ウォータースタンド ピュアライフ:2520ℓ(1日あたり約14ℓ)
- 🥇しずくりあ Pitto:2520ℓ(1日あたり約14ℓ)
- 🥈ウォータースタンド アイコン:1800ℓ(1日あたり約10ℓ)
エブリィフレシャス:1,200ℓ(1日あたり約3.3ℓ)
上位3つのサーバーの総濾過量は上記の通り。
これらと比べるとエブリィフレシャスの新カートリッジの総濾過量はだいぶ少ないと言えます。
「安全で美味しい水を『好きなだけ』」と謳うのであれば、1日あたり10ℓくらいの濾過量がないと「好きなだけ」とは言えないかなと思います。
ここはもう少し頑張って欲しいところ。
ただ、今までと比べたらかなりアップしているので、そこは好意的に評価したいと思います。
除去物質数:業界No.1
- 🥇エブリィフレシャス:46種
- 🥈Locca Litta(ロング、ショート):29種
- 🥉Locca Slim-R:28種
エブリィフレシャスの新カートリッジの除去物質数(46種)は約1.5倍でダントツのトップ。
こうやって並べてみるといかに圧倒的かが分かります。
ですが他社も負けずに安全性の高いサーバーを作って、良い意味での競争を頑張って欲しいと思います。
それが最終的にはサーバーの安全性を高め、ユーザーの健康に貢献することにつながるはずです。
カートリッジ交換期間の目安:6ヶ月→12ヶ月に
- Locca Litta:8ヶ月
- それ以外の多くのサーバー:6ヶ月
使用期間の目安はカートリッジの性能というよりも、
「カートリッジの無料配送の期間に関わるもの」
と私はそう認識しています。
期間が長い方がカートリッジ交換の手間が少なく使い勝手は良いです。
つまり交換の手間が少ない方が使い勝手は良い。
その反面、期間を長くすればそれだけ1日あたりの濾過量は減ってしまいます。
理想的には使用期間を現状の7.5ヶ月もしくは6ヶ月にして1日あたりの使える量を増やして欲しかったというのが本音です。
他社サーバーとの比較が気になる方はこちら!


今後のエブリィフレシャスとの付き合い方
私個人の本音としては先ほどの通りです。
まとめると、
- 新カートリッジのスペックは素晴らしいし本当に申し分ない
- 料金据え置きもめちゃくちゃありがたいし大歓迎
- ただ使用期間は理想は6ヶ月にして欲しかった
ただ、企業側にも当然言い分はあります。
開発にかなりの時間と費用をかけて作ったエブリィフレシャスの新カートリッジ。
- スペックをかなり上げて
- 料金も据え置き
- 使用期間もそのまま
でも結局採算は取れませんでした、というのが一番まずい。
採算が取れなかったら企業としては事業を続けられなくなってしまう。
それはユーザーとしても困るわけです。
なので、私としては今後もエブリィフレシャスを使い倒す所存です!
水を使いに使って、カートリッジを追加で発注してエブリィフレシャスにお金を落とす。
そしてもっと良い製品を作ってもらえるように支援する!
新しいサーバーは…まだしばらくは難しいと思いますが😆💦
まとめ
今回はエブリィフレシャスの新しい浄水カートリッジについて書いてみました。
かなり大幅なアップデートで驚きました。
と同時に、



『ここのサーバーを使っていて良かった』
と思えるようなアップデート内容でした。
これから浄水型のウォーターサーバーを導入しようとお考え中の方は、ぜひ新カートリッジに進化したエブリィフレシャスを!
エブリィフレシャスを実際に申し込み手順の記事などもあります!
気になる方はそちらもどうぞ


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