今回の記事はウォーターサーバーの中でも宅配型と浄水型の違いについて解説したものです。
- ウォーターサーバーを検討している
- 浄水型と宅配型の違いが分からない
- 違いは分かるけどどっちがおすすめなの?
こんな方に向けて書きました。
見た目はほとんど同じに見える宅配型・浄水型のウォーターサーバーですが、実は全然違います。
どちらが良いのかの個人的な結論から。
個人的には浄水型。
理由は大きく以下の4つ。
- 水の質と補充方法の違い
- 料金の違い
- 必要なスペースの違い
- 水の味と安全性の違い
ただ全ての人が浄水型が合うとも思っていません。
なので今回は、宅配型と浄水型の違いやどんな人が宅配型サーバーがあっているのかなども合わせて解説していきます。
この記事で宅配型と浄水型の違いを知って、あなたにとってどちらが最適なのかを考えるきっかけになってもらえたら嬉しいです。
先に結論:コスパ重視の方は浄水型ウォーターサーバー!
まずは結論。
「コスパを重要視する方は浄水型」
その理由は大きく3つあります。1つずつ解説していきましょう。
理由①料金が安くて経済的
まずは料金。
浄水型と天然型ウォーターサーバーの平均的な金額を調べてみると、
- 浄水型が平均3,000円〜4,000円であるのに対して
- 宅配型は平均が4,000円〜6,000円とやや高い。
しかも宅配型は水の量に応じて料金が上がる仕組みなので、たくさん水を使うお家ほど定額制の浄水型がお得になります。
具体的に説明すると、
- 浄水型サーバーの料金体系が利用料+水道料金(ほぼ0)であるのに対し
- 宅配型サーバーの利用料金は利用料+水ボトル代(12ℓボトル1本あたり1,200円〜1,500円)
という構成になっています。
つまり、世帯の人数が少なく月にボトル1〜2本くらいの使用なら天然水の方がコスパは良いですが、3本以上平均して使うようなら定額制の浄水型の方がお得ということになります。
理由②水の味もたいして変わらない
これは私の主観になるので「全然違う」という方もいるかもしれません。
たしかに味覚が敏感で鋭い方には違いは分かるかもしれませんが、平均的な味覚の持ち主の私(多分味オンチでもない)には正直分かりませんでした。
理由③使い勝手が良い
3つめの理由は使い勝手の良さ。
使い勝手と言ってもピンと来ないかもしれないので細かく説明していきます。
まず浄水型サーバーでは水ボトルがないことによってボトルの置き場所が不要になります。よって水ボトルが部屋のスペースを占領する状況も生まれません。
次に浄水型サーバーでは水ボトルを交換する手間も不要になります。
代わりに給水タンクに水を補充する手間はありますが、タンクの容量は水ボトルよりも少ないので重さも比較的マシだと言えます。
そして空になった水ボトルもないので、それをゴミに出す必要もない。
これらの理由から使い勝手は圧倒的に浄水型サーバーの方が優れていると言えます。
宅配型と浄水型の違いを解説
ここからは宅配型と浄水型の違いを確認していきましょう。
見た感じ似ている宅配型と浄水型のウォーターサーバーですが、中身はけっこう違います。
ここでは両者の違いについて「料金」「水の補充方法」「必要なスペース」「水の味と安全性」の4つで解説していきたいと思います。
料金の違い:使う水が少量なら宅配型、大量なら浄水型が良い
料金の違いとしては『定額制の浄水型』か『従量制の宅配型』かということです。
世帯の人数や水の使用量によってどちらがお得なのかは変わります。つまり、
- 単身でそれほど水を大量に使わないなら宅配型
- 2人以上で飲み水だけでなく料理にも浄水を使いたいなら浄水型
の方がコスパは良いでしょう。
水の補充は浄水型の方が楽
水の補充の仕方も宅配型と浄水型とでは大きく異なります。
宅配型のサーバーでは10ℓ前後のボトルに入った水が毎月届きます。
サーバーの方のボトルが空になったら新しい満タンのボトルをサーバーにセットする、というのが一般的な交換の手順になります。
このボトル交換の作業がけっこう力仕事で大変。
10kg以上の重さのボトルをサーバーの上まで持ち上げるのですから、もはやちょっとした筋トレ笑
一方、浄水型のサーバーの場合は水の補充方法はサーバーによって異なりますが、給水型と直結型に分かれます。
簡単に言うと手作業での給水が必要かどうかという違いです。
直結型だと工事をして水道管から直接サーバーに給水するので、ご自身で給水を行う必要がありません。
給水型だとご自身で水を補充する必要がありますが、ここでまたサーバーの機種によって給水タンクが外せるタイプと外せないタイプがあります。
外せるタイプはタンクを外して給水し、外せないタイプはピッチャーなどでタンクに給水するという方式になります。
いずれにしても宅配型の水ボトルほどの重さを持ち上げることもありません。
なので浄水型の方なら女性でも比較的楽に給水を行う事ができます。
省スペースなのは浄水型
見た目はそれほど違いのない両者。
サーバーの設置面積はどれも総じてコンパクトでA4用紙くらいの面積のものまであります。
なるべく大きなスペースを占領しないように考えられて作られていると分かります。
ですがここで言う「必要なスペース」とは、サーバーの設置面積だけではありません。
宅配型の場合はサーバーを置くスペースに加えて「水ボトルの置き場所」も考えなくてはならないと言う事です。一般的な12ℓの水ボトルのサイズは1つでだいたい30cm×30cm×40cmくらい。
これを複数個置いておくスペースが必要という事です。
一方で浄水型は水道水を補充するのでサーバーの面積だけあれば基本的にスペースは十分。
この違いはけっこう大きいと思います。
美味しいのは宅配型、安全性が高いのは浄水型
まずは水の味に関して。
私個人的には違いはわからなかったんですが、ネット上の意見を見ていると天然水の方が美味しいという意見が多く見受けられました。
それほど多くの人が違うというのだから、両者の味の違いがどこかにあるに違いない!
そう思って調べた結果、両者の間のミネラル分の含有量が違うということが分かりました。
公式サイトによると、エブリィフレシャスで硬度59.6mg/lの水道水を浄水したところ、硬度が39.3mg/lにまで減少したそうです。
つまり浄水の過程でミネラル分も減少したということ。
この39.3mg/lという数値は日本人が飲み慣れているいわゆる「軟水ゾーン(〜60mg/l)」です。
一方宅配型の水の方は浄水型で濾過した水道水よりもミネラル分が多く含まれていることが分かりました。
ミネラル分が多いことで甘みやコク・まろやかさなどが感じられたりするようです。
これらを踏まえて、甘みやコクのある水が好みという方は宅配型、クセのない水が良いという方は浄水型を選ぶというのが良いかもしれません。
次は安全性について。
結論としては浄水型と言うことになるでしょう。
水道水の安全性については別記事で解説しているのでそちらを参照して頂けたらと思いますが、安全性の高さをざっくり比較すると「水道水>天然水」と言う感じです。
宅配型がおすすめなのはこんな人
ここまで宅配型と浄水型とを比較してきましたが、宅配型サーバーが向いている方というのはどういう方なのでしょうか。
- 甘みやコクのある天然水にこだわりのある方
- 水ボトルの交換や予備ボトルの管理が面倒だと思わない方
こんな方が宅配型ウォーターサーバーに向いているかなと思います。
①天然水が大好きで少々料金が高くても良いという人
- クセのない浄水よりも、まろやかでやや甘い水が良いという方
- 食べ物だけでなく飲み水からもミネラル分を摂取したいという方
- 少々値段が高くても構わないという方
こんな方には天然水の方がおすすめです。
②ボトルの交換や管理が苦にならない人
宅配型サーバーにおいて大きなデメリットである水ボトルの交換。
- この作業が苦にならないという方
- 水ボトルの置き場所にも困ってないという方
こういった方にも宅配型サーバーはおすすめ出来ると思います。
③災害時に備蓄水として使いたい人
地震などの災害時に電気の供給が止まってしまった場合などに、宅配型のサーバーは有効だといえます。サーバー自体は機種によっては使えないものもありますが、予備の水ボトルは災害時の備えとしては有効だといえます。
浄水型ウォーターサーバーならエブリィフレシャスがおすすめ!
ここまで宅配型と浄水型を比較してきた中で、
- コスト面
- 安全性
- 使い勝手
- 実際に使ってみて
トータルでみた場合に浄水型がおすすめだと思っています。
その中でもやはりエブリィフレシャスがイチオシです。
理由としては、
- 浄水性能の高さ
- タンクの容量
- 機能性
これら3つの理由からエブリィフレシャスをおすすめしたいと思います。
おすすめな理由①浄水性能の高さ
PFAS問題で飲み水の安全性が危ぶまれている現在、『水道水であれ天然水であれ、濾過して飲む必要があるのでは?』と私は思っています。
特に赤ちゃんや小さなお子さんがいる家庭ではなおさらです。
発ガン性や生殖機能に異常を起こす可能性のあるPFASはしっかり除去して、安心して子供達が水を飲めるようにした方が良いと思います。
本来なら国や自治体がやるべき事なのかもしれませんが、そういった機関はすぐには動けません。
自分たちでやれる事はやりましょう。
詳しくは別記事で解説しています。
おすすめな理由②タンクの容量
タンク容量の大きさはが重要だというのは、我が家で実際に使ってみて感じた事です。
なぜならタンクの容量と使用量との関係で、
- 水を補充する回数
- 水の品質
などが変わり、使い勝手に大きく影響するからです。
- 使用量に対してタンクが小さければ頻繁に水を補充しなけれなばらず面倒
- 使用量に対してタンクが大きすぎればタンク内の水がダメになってしまう
なので、ただ容量が大きければ良いというわけではなく、
- それぞれのご家庭の人数
- 使う水の量
- 飲み水or料理にも使う、といった用途
これらを考慮して選ぶ必要があると思いました。
詳しくは別記事で解説しています。
おすすめな理由③多機能性
我が家で使っていて良いなと思う機能は、
- 常温水
- エコ機能
- 再加熱
といった水の温度設定に関するものです。
それ以外のところは実際あんまりいじることがありません笑
温度設定は意外と便利です。
我が家では冬場は温水は通常で冷水はエコに、暖かくなってくると温水はエコに冷水は通常にという風に設定して使っています。
エブリィフレシャスの温度設定に関してはこちらの記事で詳しく解説しています。
まとめ
今回は宅配型サーバーと浄水型サーバーの違いについて解説してきました。
パッと見は似ていますが、両者は全然違うものだというのがわかって頂けたのではないかと思います。
この違いを理解して、それぞれのご家庭に合ったものは何なんだろうと考えてみてください。
その上でそれぞれに合ったものを選択してもらえたら嬉しいです。
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